電柱の標識

「ポルスト」のチェックポイントである「電柱」ですが、大きく2種類あります。

ひとつがNTT(昔の電電公社ですね)、もう一つが東京電力(TEPCOともいいますね)です。

電柱には電柱を識別するための支線名と番号が書かれたプレートが貼り付けられています。NTTのプレートには「NTT」のロゴやトレードマーク(電電公社時代のもあります)が、東京電力のプレートには「東電」の文字やトレードマークが描かれています。

同じ道筋であっても、それぞれ独自の電柱を立てている場合もあれば、一本の電柱に相乗りしている場合もあります。相乗り電柱では、電柱の所有者のプレートが上に設置されることになっていますので、この写真の場合はNTTの電柱に東電が相乗りしているという訳です。



ご覧いただいてもわかるとおり、NTTと東電という別々の会社がそれぞれ独自のルールで支線名や番号を振っていますので、同じ電柱でもまったく違う支線名・番号です(NTTでは「泰成支 1」、東電では「祖師5 90」となっていますね)。

「ポルスト」で追いかけるのは「NTT」ですので、決してでんこちゃんのお尻を追いかけたりしないでください(そういえば、3・11以降みかけませんねえ、でんこちゃん。元気しているでしょうか...)。

そして、大切なのがその付番ルールです。LとかSとか一見分かりづらいですが、非常に単純なルールで番号が振られています。住所表示が整理されていなかった頃はこの電柱番号が家の場所を説明するのに役立っていた、なんてこともあったようです。






なお、プレートは作業車から見えるように道路の中心側に取り付けてあります。電柱が歩道と車道の境に立っている場合は歩道からは見えません。車道に出ないと見ることができませんので、特に注意してください。そのような場合は、反対側の歩道を走る・歩くと分かりやすいです(目が良くないと見えないかもしれませんが...(^_^;) そういう意味もありますので、眼鏡等使用の方はぜひとも使用してください。

それから、当たり前のことですが、支線名が同じなら必ず電話線がつながっています(電話線はところどころに黒く四角い中継器がありますので分かりやすいです)。でも、支線の末端ではプツンと切れているかというそういう訳でもありません。隣の支線にそのままつながっているケースがふつうですので、ご注意ください。また、電線が地下化されたところはいくつかの番号が飛んで、急に同じ支線名の電柱が現れたりします。



いつもは気にせずに見過ごしている電柱ですが、支線名には忘れ去られた昔の記憶が残っていたりします(砧温泉なんて今回初めて知りました)。このポルストを機会にちょっと上を向いて走ったり歩いてみたりするのもいいかもしれません(でも、視線が上を向いていると足元や自動車・自転車に気付くのが遅くなりますので、プレートは立ち止まって見るようにして、安全には十分に注意してください)。



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